
Visual Studio Code以降はVS Codeと呼びます。で一括で置換して一気に変換したい文字があります。
そんな時に置換でも「正規表現」を利用すると簡単に文字を消したり、置き換えすることができます。
置換画面の表示
私はよくCtrl+Hで画面を呼び出します。
また、メニューバーの中の「編集」をクリックしてメニューの中の「置換」をクリックしても表示されます。
そうすると画面右上に次のようなウィンドウが表示されます。

置換の中での正規表現
正規表現というのは、文字列を検索や置換する時に、パターンとして指定する文字列の表現方法のことです。
今回はテキストの中に「あ:」「い:」「う:」…
とコロンの前に50音が並んでいるテキストを置換ですべて消すということをします。
「:」はそのままでいいのですが、「あ」「い」「う」の部分がたくさんの種類があってそのままではうまくいきません。
そこで正規表現を使用します。
任意の1文字にマッチする正規表現(これをワイルドカードとも言います。)
「.」(ドット)を使用します。
検索ボックスには「.:」と入力
置換ボックスには何も入力をしません。

ちなみに上記画像の青くなっているボタンは正規表現を使用するかのボタンなのでONの状態(青いボタン)にしておきましょう。
正規表現を使用するボタンの隣に検索結果が何件あるかが表示されます。
今回は18件見つかったということです。
その下のボタンの「置換」ボタンをクリックすると1件だけ置換されて
「すべて置換」ボタンをクリックするとテキスト内の検索結果に合致するものをすべて置換することになります。
今回は置換ボックスるには何も入力していないので「あ:」という文字を空白に置換されます。(「あ:」が削除されます。)
よく使用する正規表現
VS Codeでよく使用する正規表現の一覧です。
メタ文字 | 説明 | 記述例 | 結果 |
---|---|---|---|
^ | 行頭 | ^abc | abcから始まる文字列 |
$ | 行の終わり | xyz$ | xyzで終わる文字列 |
` | ` | または | `jpg |
* | 直前の1文字の0回以上繰り返す | 0* | なし 0 00 000など |
+ | 直前の1文字の1回以上繰り返す | 123+ | 123 1233 12333など |
? | 直前の文字あるかないか | jpe?g | jpegかjpg |
[] | 指定された文字集合以外の1文字 | [^0-9] [^a-z] | 1 ~ 0の数字 アルファベット |
() | 一つのまとまり、グループ | (123)+ | 123 123123 123123123 |
\ | メタ文字のエスケープ\ を使いたいときは \\ と記述する。 | \* | 普通に* |
改行やスペースなどもよく使用するのでこちらも記載しておきます。
記号 | 解説 |
---|---|
\n | 改行 |
\t | ハードタブ |
\s | 半角スペース |
これらも使用できます。
文字の指定 | 解説 |
---|---|
[a-zA-Z0-9] | 英数半角小文字 |
\d | すべての半角数値 |
\D | 半角数字以外すべて |
\w | すべての半角英数字とアンダースコア |
\W | 半角英数字とアンダースコア以外すべて |
\n | 改行コード |
\s | スペース(半角スペース、\t、\n、\r、\f)すべて |
\S | スペース(半角スペース、\t、\n、\r、\f)以外のすべて |
\t | タブ |
まとめ
今回はVS Codeでの置換での正規表現の基本的な使い方について解説しました。
こういう一つ一つが作業の短縮につながるのでぜひ使いこなせるようにしていきましょう。
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